巻き爪の予防について(9)

今月の幸せおすそ分けメッセージ

「目の前の事象・結果には意味はありません。どのように解釈するか・・・意味づけするのはあなたです」

 

 

 

おはようございます。

 

 

 

 

今日も素敵な朝を迎えることが出来ました。

 

 

 

 

安眠が出来て、家族が元気で、痛いところがない・・・・幸せですね。私は日本一幸せなセラピストです。

 

さて、今日は、足にトラブルと下肢の機能の関係のお話です。

 

 

鳥取県立中央病院で勤務していた時代、シニアの方の大腿骨頸部骨折(太ももの付け根の骨折)に出くわすことが多く、日々の臨床でその方々の足の変形が多いなぁ~~という印象を持っていました。

 

 

そのことに対して、厚生労働省が行った調査がありましたので紹介します。

 

 

高齢者の足の爪には異常が多くみられ・・・・足の親指の15パーセントに陥入爪(巻いた爪が皮膚に食い込む状態)44パーセントに肥厚爪(爪が分厚なること・・昨日のブログを参照)がみられ、本人、家族も爪を切れずに放置されていることが多い・・という結果でした。

 

 

その文献では、下肢機能の関係を調べるため若年者と高齢者を対象にして3つの実験をしていました。

 

 

①足の親指と人差し指で物を挟むテスト(指の間の圧力の測定)

②目を開けた状態での片足立ちのテスト(維持できる時間の測定)

③前屈テスト(立った状態から身体を前に前倒していき、どれだけ手を前にのばせるか)

 

 

その結果同年齢の足に痛みのある人たちと、無い人達を比較すると統計的に明確な差がありました。足に痛みのある達の方が下肢機能が低下していたのです。

 

 

これは足のトラブルが転倒理由の1つになっていることを示しています。また若年層の結果を見ると特にあしの指で足の痛みのある人達の方が、下肢機能が低下していたのです。

 

 

足の親指と人差し指で物を挟むテストでは、足のトラブルがある人の方が低下していました。足で物を挟む力が落ちているということは、足の踏ん張る力や蹴る力が弱っているということです。

 

 

若くても足のトラブルがあると、すでに下肢機能の低下・・・始まっているのです。

 

 

外反母趾をはじめ、足にトラブルがあるということは、すでに膝、腰などに負担をかけているということです。

 

 

その状態が続くと・・・ほかの足病変を合併し、将来膝・腰が痛くなって歩けなくなる・・そして・・・転倒して頸部骨折の原因にも・・・・。

 

 

足のトラブルはささいなことかもしれませんが、あなどるなかれ・・・爪にも気を使うことが将来転倒予防となるんです。

 

 

巻爪撲滅は、大腿骨頸部骨折の減少に貢献できると思っています。

 

 

みなさま・・・・お風呂に入る時でいいんです。足の指に気を使ってやってくださいね。

 

 

今日はこれでおしまい。

 

 

今日も楽しく、感謝して・・・・イッテラッシャ~~~イ。

 

 

氏名 井上潤一

 

職業 オステオパス、入谷式足底板療法専門理学療法士、障がい児療育専門理学療法士、巻づめ補正ペディグラス法DIPLAMA CSソックスアドバイザー

 

   (外反母趾をはじめ足の痛み、膝の痛み、腰の痛み、頸の痛み、肩の痛み、巻づめなど、全身を見て(森)身体の部位(木)を診るセラピスト)

 

   

 

趣味 水泳、身体の勉強 運の勉強

 

 

 

好きな言葉 波乱万丈どんと来い!こんなの鼻くそ

 

      自分が良い気分でいる以上に大切な事は無い

      (千葉修司さんから頂いた言葉です)